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田舎の町から首都圏へ事情あって住むようになったのですが、以前の住居は5階建ての賃貸マンションぐらしでした。 賃貸マンションと言っても勿論、分譲のマンションなんかと比べると部屋の数や全体の広さなどは狭かったのですが、家族4人ぐらしでは特に不自由はなかったのです。

ところが、15年も経過しますと当然ながら子ども達もそれ相応に大きくなって、中学生とか高校生になってきます。 特に、娘は二人共小さい頃からピアノを習っていて、いよいよ本格的に習い始め発表なども行うようになり、更には一人の子がピアノを本格的に習うのに音大へ行って更に腕を磨きたいと言い出し、どうしても我が家に自前のピアノがほしいといい出し、ついつい親も其の気にってしまいます。

ところが、高層の分譲マンションならいざしらず、エレベーターもない5階の賃貸マンションではピアノを搬入するのは相当の難儀であり、それに狭い部屋にピアノを置く事自体に相当無理があったのです。

そして、考えてみればそろそろマイホームを持つべき時期に来ているようですし、遂に私は妻とも相談して新しい家を一軒購入することを決意したのです。 かと言って家を一軒買うということはスーパーで物を買うのと違って、一生に一度の高価な買い物であることは確かです。 其のためにこの先はいろいろと住宅に関する情報を常に見聞するようになったのです。

そんな折に、或る私鉄沿線に於いて土地付き分譲住宅という売り出しものを発見したのです。 此れは、現況は土地のみの状態でありますが、2年以内にグループ会社の住宅を建てるという条件付きの分譲だったのです。

勿論、此の辺りの住環境というのは決して悪いところではなく、かえって自然が豊かで良いくらいのところでした。 ただ難を言えば当時のマンション暮らしの時よりは数段通勤等には不便なところでした。 それでも娘が言うにはこれだけの環境だったらピアノの練習も思う存分出来そうとのことでした。

そんなことで、金銭的にはやや無理があるような高額な買い物でしたが、親から少々遺産分け(・・?)のようなかたちで援助してもらい、自分たちの預貯金と其れに住宅ローンを利用して、なんとか契約に結び付けたのです。

ただ、当方も住宅建築に際して、居間に重量物であるピアノを置くということと、小生自身本を読んだり物書きが好きで其のために、やはり重量物のものすごい数の蔵書があったので設計の際にはその分、特に基礎部分を頑丈にしてもらうように依頼したた頃です。

また、住宅ローンに関しては近年は意外と昔に比べて低金利なことが、住宅を建てるのに好都合の時期である事も知りましたね。

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